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2008年5月18日 (日)

「靖国 YASUKUNI」

Pic_0684 ひさびさに野球を観ない日曜日。

今日は、渋谷シネ・アミューズにて、
映画「靖国」を観てきました。

・・・
上映中止問題などで、あれだけ騒ぎになったので、
さぞかし物々しい雰囲気かと思いましたが、
右翼の人も警官もいなくて、
べつに怖い思いをするようなことはありませんでした。

会場は100人くらいしか入れない
小さな劇場ではありましたが、満員の盛況。
でも、
お客さんはほとんどが外国の人ばかりでした。

これだけ、
いろいろな国の人が関心をもっているというのに、
われわれ日本人がいちばん無関心というのは
いかがなものだろう。。とは正直、感じました。

・・・
肝心の、映画の内容についてですが、
終戦記念日の靖国神社に集まってくる、
さまざまな立場・主義主張をもった人たちの
狂乱めいた姿を、いずれの肩をもつこともなく淡々と描き、
またそれと対比するように
靖国神社の象徴ともいうべき、
英霊の魂が宿るという「靖国刀」を
いまも静かに作りつづける刀鍛冶の老人の姿を描くことで、
映画は、「靖国神社」とはなんなのか、
ということを浮き彫りにしていきます。

ラストには、靖国神社の象徴は、
なぜ「靖国刀」でなければならないのか、
ということを暗示する映像で終わるのですが、
あくまでも映画は、
靖国の思想を良いとも悪いとも結論は下さず、
映画を観た人に、
「靖国」というものを様々な角度から見たうえで、
冷静に判断してほしいというメッセージを伝えてきます。

・・・
はっきりいって、観ていてとても疲れる映画でしたし、
観た後の後味もけっしてよいとは言えないのですが、
とてもすぐれたドキュメンタリー映画であると思います。

稲田朋美議員をはじめ、
この映画の上映を妨害しようとした人たちには、
「靖国神社」とはなにか、ということについて、
人々に正しい認識を持たれては困る理由があるのではないか、
とも感じました。

・・・
最後に、
トーマの個人的な意見を少しだけ述べさせてもらうと、
靖国神社とは、
A級戦犯を合祀するとしないとに関わらず、
神道に名を借りて権力者の行為を正当化する為の
悪質なカリカチュア(戯画)でしかなく、
日本人の心に古来から伝わる宗教とは、
けっして相容れないものであると思います。

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