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2008年6月17日 (火)

秋葉原通り魔事件で思うこと

一昨日の日曜、秋葉原に行って
献花台で手をあわせてきました。

事件のあった日は
たまたま野暮用があって行けなかったのですが、
日曜日は昼間に秋葉原・神田あたりをぶらついてから
神宮に向かうことが多いトーマ、
ほんとうに身近に感じるし、
背筋がゾッとするような事件でした。

一昨日も、献花台には
たくさんの人が訪れていましたが、
同じように感じた人は多かったのでしょうね。

・・・
事件の容疑者が、派遣社員として
非人間的な扱いをうけていたことが
事件の原因であるとか、そうではないとか
そういう議論があります。

もちろん、
職場でどのような目にあったとしても、
あんな卑劣きわまりない犯罪を
おこしてよい言い訳になるはずもないのですが、
未来に希望ももてずに、
ただ単純労働のなかで心を病んでいく若い人が、
日本中で増えているのだとしたら、
また同じような悲劇が起きてしまうのではないか、
と恐れを感じます。

・・・
そんななか、先日、損保ジャパンから
派遣業者向け損害保険が発売されたという
ニュースを聞きました。

事件のこともあって、
興味深く内容をみたのですが、その保険内容のなかに、
「派遣労働者が、派遣先で顧客に暴言を吐くなどして
 名誉毀損で訴えられた場合、派遣元の業者が
 損害賠償を受けることができる」
という条項がありました。

ああ、実際にこういう事例が多いのだな、
とも感じましたが、それよりも、
この保険を考えた人も、派遣を行っている企業も、
ほんとうに労働者を、
人でなく道具としてしか見ていないのだな、
ということを強く感じました。

・・・
パレスチナでは、幼い少女が自ら爆弾を抱えて、
イスラエル人居住区に自爆テロを仕掛ける、
という、あまりにも痛ましい事件が起きています。

家族を殺され、希望をなくした子供たちは、
原理主義者たちに言われるがまま憎しみをたぎらせ、
自ら望んで凶行におよんでいくのだそうです。

これからの日本の若い人たちが、
このようになっていくのだとしたら、
あまりにも悲しいことです。

政治も企業も、そして我々一人一人も、
人らしく生きるとはどういうことなのか、を
真剣に考え直すべき、
そういう時期に来ているのかもしれません。

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コメント

その件については、御奉行様のところやちろPさんのところで散々吠えているので、敢えてコメントは自粛しておきます。


労働者の価値…確かに、モノ以下の扱いかもしれませんね。如何せん、機械には設備投資とか言って数千万かけるくせに、常にブーブー文句言う其奴等の面倒を見る人達は、専ら人件費のかからない派遣やバイトの身分。
同様の労働環境が多かった昭和高度成長期でさえ、ちゃんと正社員の立場である程度の福利厚生は保障されていたらしいから、現在は社会構造の最下層に位置している可能性が高いですね。無職の人達も最下層だけど。
それに比べて、人間として認めるべきでない極悪犯罪者が様々な保護を受けている理不尽極まりない現実…えぇ辛いです。
ただ、辛くても苦しくても今を精一杯生きる。生きていれば、何時かは幸せになれるはず。そんな人々の命を奪うのは、テロリスト以外何物でもなく、その行為をする事で快楽を得ているだけ。


どんなにしんどくても、“ヒト”としてのプライドは捨てたくない。

ペパーミントさん、お返事遅れてすみません。

ほんとうに、人としてのプライドを持ち続けるというのは、大事なことですよね。でも、いまの子供たちは、そんな最低限のプライドを持つことすら許されないような暮らしを強いられているのでしょうか。そう考えると、とても可哀想だと感じます。

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