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2008年11月13日 (木)

田母神氏の参考人招致

先の大戦は侵略戦争ではなかった、とする論文を発表したことで自衛隊航空幕僚長を更迭された田母神俊雄氏が昨日、参議院に参考人招致されましたが、自らの正当性を滔々と述べるその姿には、不適切とか開き直った態度とかいうよりも、「狂気」と呼ぶしかないものを感じ、そら恐ろしく思いました。

思えばこの1年ばかりの間に、防衛省・守屋氏の収賄事件、イージス艦「あたご」による衝突事故、ごく最近でも海上自衛隊で退職しようとする隊員を訓練と称して死に至らしめた事件など、防衛省・自衛隊での不祥事が相次いでいます。

これらの事件・事故をあらためてふりかえってみると、防衛省をはじめとする政治側はもはや全く自衛隊を統制することができず、自衛隊内部では規律が緩みきって、そのなかで一部の非常に右傾化した考えの持ち主たちが暴走をはじめている様子が感じとれます。

僕は、そもそも自衛隊の存在は違憲であるという考え方をとる者ですが、仮に百歩譲って自衛隊は合憲である、そして日本にとって必要な存在であるとしたとしても、少なくともこのように過去の戦争を正当化し、再び日本を軍事国家への道に進ませるようなものであっては、絶対にいけないと思います。

かつての日本には、226事件をはじめとする軍部のクーデターによって、政治が軍への統制力を失い、破滅的な戦争にむかっていったという歴史があります。

もちろん、いま自衛隊にいる人がすべて田母神氏のような危険な思想をもっている訳ではないのだとは思います。しかし、このような人が堂々と要職に就いているというのでは、ほんとうにいま日本の国民が怖れるべきなのは、北朝鮮なんかより日本のなかにいる自衛隊なんじゃないか、と言われても仕方がないのではないでしょうか。

このような人たちが主導しているアフガンへの給油問題などにしても、再考するべきである、とあらためて強く感じます。

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